SANYO DENKI(山洋電気) JAPAN

技術職

平田 一也

マルチなエンジニアを目指して

平田 一也

パワーシステム事業部 設計部

2016年入社

現在入社2年目の平田。大学では電気回路を研究し,入社当時はそれなりに知識はあると自負していた。しかし入社してからはまったく技術用語についていけない。そこで,平田は必死になって勉強し,地道に知識を蓄えていった。そして入社から6カ月後,UPS(無停電電源装置)筐体の温度評価試験という重要な任務を任されるようになった。

気合十分に試験をスタートしたものの,そのUPSは通常の製品とは異なり,過酷な環境で使用する屋外用UPSだった。それは雨やほこりを防ぐため密閉仕様になっており,熱を逃がしにくい構造になっている。だが熱源となるインバータ,入出力ユニット,バッテリは通常のUPSと同様に内蔵されている。そんな中で規格値である使用温度範囲に収めなければならない。

平田 一也

平田は混沌の中で試験を始め,自分なりにいろいろなアプローチをした。しかしどの考えも当てはまらない。先輩のアドバイスをもとに挑戦したが,一向に規格値の温度に下がらない。ついにはどうしてよいか分からなくなった。しかし平田はあきらめなかった。「これまでとまったく違うアプローチはないか?」とさまざまな角度から解決方法を模索した。

そして状況を打開できたのが,冷却ファンの設計担当社員からの声。これまで温度評価のみでトライしていたが,風速評価を実施した。また流体解析も取り入れた。「どのような構造にしたら効率よく冷えるか,筐体の風速を計り,あと風量をどのくらい上げたら規格値以内に下げられるか」。その分析に基づき2カ月の試験の末,ついに「規格値以内に入った!」その声は,周りのメンバーからは雄たけびに聞こえたという。平栗は確信した。多角的なアプローチが課題を解決へと導くことを。今の目標は,設計に関わるすべての要素を習得し,新製品の開発に結びつけること。お客さまに最適な製品を提供できるマルチなエンジニアを目指し,平田は歩きつづける。