SANYO KOKYO(山洋工業)

管理部門職

立石 絵美

経理のスペシャリストへ

立石 絵美

経理部 第一課

2016年入社

「IFRS(国際会計基準)で決算発表を成功させよ」。
立石が所属するチームは,重要な任務を任された。各国で異なる会計基準を統一するIFRSで決算発表をおこなえば,世界中の投資家に当社の価値を明確に伝えることができる。さらなるグローバル化を目指す当社にとって大きなメリットだ。

会計締日から決算発表までの準備期間はこれまでと変わらず1カ月。立石は自身の語学力を活かし,グループ会社への導入について説明に取りかかった。しかしすぐに困難な壁に直面した。IFRSはこれまでの日本基準と比べ,有価証券報告書で開示する情報量がおよそ倍。
さらに課題はそれだけではない。文化や仕事の進め方が異なる海外グループ会社の経理部門に対し,「会計処理の方法を統一することがIFRSの導入には必要だ」ということを理解してもらうことに苦戦した。

立石 絵美

自身が学んだ知識を説明するも,「全然分からない」と質問攻め。「知っているだけではだめだ。“ 熟知”していないと」。立石はさらに理解を深めるため,資料を徹底的に分析し,シンプルで分かりやすい英文を選び説明をおこなった。

こうした努力の末,IFRSによる決算発表はスケジュールどおり無事成功。ついに立石たちはグループ全体を同一の会計基準で管理する仕組みを完成させた。しかしこれで満足することはなかった。チームはさらに邁進し,1年に4回おこなうこの業務の効率化に取り組んだ。この成果を社内の「業務革新事例発表会」で発表し優秀賞を受賞。立石は手応えを感じた。今後も国内のみならず海外でも即戦力となれるよう,経理のスペシャリストを目指し続ける。